少し前のこと。

それは東京に壁画の出張へ 行ってる時でした。

一本の連絡が入る僕の携帯電話。

電話の相手は高校の時の同級生。

高校時代も会話したのはごくわずか。

今は小学校の先生をしていると。




電話の内容はこうだった。

いつもFacebookで活躍を拝見しています。

もしよろしければ小学校に講演に来てくれませんか?

とのこと。




もともと僕は学校の先生になりたくて

大学で高校教師の免許を取った。

母校に帰り教育実習も行ったけど

結局、教師の道へは行かず........



昔から人の前に出て何かお話しするのは大好きで

そういえば高校の卒業式でもいきなり前で行ってマイクもぎとって語ったりも。



だからこの時ももちろん即答でOK。

何度か打ち合わせを重ね、約一ヶ月間

たった一日の為に、 たった90分の為にどれだけ時間を費やしたかわからない。




「一歩踏み出そう」

学校が掲げたテーマを元に

そこに「夢」と「お仕事」、そして「大切なこと」をくっつけて90分間の講演が始まる。



 言いたいことを言えばいいわけじゃない。

小学校6年生の心に届く言葉で、話し方で、想いで伝える。



教室を個展会場のように仕立て、作品も搬入。

子供達の反応は本当に素直。

すごーーい!!

飛び交う子供達の声がすごく新鮮で僕の心に届いた。




まずは45分のおしゃべり時間。

「なぜ夢は持った方がいいのか」

「夢を持つとどんなことが起こるのか」

「“一生懸命”が人を動かす」

「新たな挑戦が生み出すもの」

「僕の仕事への誇り」

「人を大切にするということ」




子供達は45分間、僕の目を見続けてくれた。

身を乗り出して僕の話を聞いてくれた。




そして残りの45分間は子供達との共同製作。

前持って準備した大きな木の絵にみんなで手形の花を咲かせてゆく。



絵が完成し最後に子供達の前で僕は筆を持ち

ライブでそこに言葉を入れていく。



「未来に輝く 希望の光
大地に根を張り 空を見上げ
一歩踏み出す 勇気を胸に
その道に 夢の花を咲かせよう」



一人一人みんな自分の感性で頑張ってくれたおかげ

そこには立派な夢のなる木がそびえたった。



そして後にその絵は卒業式にも飾られることに。
 



その日が終わりしばらくして先生が子供達からのお手紙を届けてくれた。

それを読んだ時、大きな達成感と伝えたいことが伝わった喜びがあった。




いつの日かあの時の子供達が

夢を抱き、時には道に迷ったとしても

輝く人生を歩んでくれることを願おう。




素敵な時間をくれた学校関係者の皆様と子供達に心から感謝。

いつかの夢を叶えてくれてありがとう。


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