とってもお久しぶり。

この度、ブログを再開することにしました。

 


あれからまぁいろんなことがありました。

だから伝えたいことはたまに振り返って記事を書くことにします。




ブログを再開するキッカケになった一つのお話がある。



嬉しいことに最近よくメッセージやご連絡を頂くことが多くなった。

つい先日も、ある一人の女性からメッセージが届いた。

 


そのメッセージに僕の心は打たれた。




送り主はあるご家族の娘さん。
 
そこにはこう綴られていた。




実は去年母に癌が見つかりました。

抗がん剤治療と手術を終え、再発と転移を防ぐために今も病と闘い続けています。

しかし、入院生活と闘病の中で衰えてしまいました。



そんな時にICHIさんの絵を見せていると母が「こんな絵を描いてみたい」と言ったんです。

父も応援してくれてリビングに描こうとなりました。

ICHIさんの絵を参考に描かせて頂いてもいいですか?





僕は一度お話したいと伝え、すぐに電話でお話することができた。




僕は感謝と想いを伝えた。

お母様の為に絵は自由に使って欲しいということ。

ぜひお母様の力になりたいということ。

だから、お母様が描く絵のサポートをさせて欲しいということ。




そして昨日、ご家族の皆様にお会いすることができた。

みんなで製作する世界に一つのアートが始まる。




お母様が描いた下書きを少し修正し、お母様と一緒に色を入れていく。

娘さんたちも協力してくれて、お父様が後ろから見守ってくれている。

アートを造るということは

こんなにも楽しくてこんなにも意義のあることなんだと改めて感じた。



みんなが笑顔になってくれる瞬間が嬉しくて

みんなで作業する時間が楽しい。








アートを始めたのは別に得意だったからではない。

なんの学校も出ていないし、基礎も知識も全然ない。




自分にしか生み出せないものが、

自分にしかできないカタチで、

誰かの勇気や希望になって、

それが自分の生きる意味になればいい。

そう思ってそこにあったのがアートだった。

 

そのアートが今、確かに誰かの力になってる。

そう思えた今回の出来事は

僕にとっても ICHI NO YUMEにとっても

この先一生忘れることのない

胸の中に深く深く刻まれた宝物。



娘さんは僕に感謝しかないと言ってくれた。

だけど、僕だって感謝しかない。



このご縁と出逢いがお母様やご家族の笑顔や勇気や希望になることを

今はただ願いながらアートを完成させよう。



想いと愛情を込めて。 
image